李スンヨプ打順降格へ 2軍落ちの可能性も

[ 2008年4月11日 06:00 ]

横浜戦が雨で中心になり、打撃練習を終え引き揚げる李

 巨人・原監督は10日、開幕からクリーンアップを務めながら極度の不振に苦しむ李スンヨプの打順降格を決断。チームは11試合で3勝7敗1分け。貧打で開幕ダッシュに失敗しただけに、このまま調子が上がらなければ2軍降格の可能性も出てきた。

 横浜戦が雨天中止となり今季初の連勝(1分け含む)をマークしている原監督は「やりたかった?雨は仕方ないね」と苦笑い。だが開幕は4番を務め、5番に降格したここ5試合も19打数1安打の李スンヨプについては「最善策という点でオーダーを考える必要がある」と厳しい表情。悩める主砲の復活を悠長に待っている余裕はなく、打順を降格させる意向を示した。
 11日からのヤクルト3連戦(東京ドーム)は6、7番の下位打線で出場予定。原監督は「長期的な展望を込めて(起用して)いるが、タイムリミットもある」と今後も打撃が低迷すれば2軍で打撃好調なゴンザレス、もしくは先発、中継ぎでフル回転できる左腕・バーンサイドとの入れ替えに発展する可能性まで示唆した。
 横浜スタジアムの室内練習場で、打撃フォームやグリップの握りを修正した助っ人は「結果を出せずに申し訳ないと思っている。この雨をプラスに考えたい」と神妙な表情。昨オフに手術した左手親指は言い訳にはならない。1試合、いや1打席に“進退”が懸かる。

続きを表示

野球の2008年4月11日のニュース