ロイヤルズ 今度は正攻法で“盟主”撃破

[ 2008年4月11日 06:00 ]

ヤンキースに連勝し、手をたたくロイヤルズのヒルマン監督

 【ロイヤルズ4―0ヤンキース】ロイヤルズがヤンキースを4―0で下し、3連勝で地区単独首位に浮上した。前日本ハムのヒルマン監督は5盗塁をマークした前日の知略を尽くした采配から一転、正攻法で常勝軍団を沈めた。

 天気予報通り、2回から激しい雨が降りだした。降雨中断を視野に入れ、ヤ軍は先発を開始15分前に中継ぎのブルーニーに変更したが、ヒルマン監督は発表通りグリンキーを先発させ、24歳の右腕は8回無失点と期待に応えた。「采配の第一歩は選手を信じること」。奇襲に出たヤ軍とは対照的に、選手への信頼を前面に出し白星を得た。
 9回にはリードした場面で初めて薮田を投入。1死から安打と四球で一、二塁となり交代させたが「次が左打者だから(左投手と)交代させたが、普通なら続投だよ」とヒルマン監督は説明した。本拠地初登板を飾った薮田も「反省点はあるが、収穫も得られた」と手応えをつかんだ。弱小球団を率い、盟主を手玉に取る手腕。新生ロ軍の勢いは本物だ。

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