里谷、W杯全休が決定“ぶっつけ”で五輪へ

[ 2010年1月17日 06:00 ]

フリースタイルスキー女子モーグル代表の里谷多英

 バンクーバー冬季五輪で5大会連続代表入りしたフリースタイルスキー・モーグル女子の里谷多英(33=フジテレビ)が腰痛のため、今後のW杯を全休することが15日、決まった。今年は試合出場がないまま“ぶっつけ”で来月13日(日本時間同14日)の五輪本番へ臨むことになる。

 里谷は米ユタ州ディアバレーで16日に行われるW杯第6戦の出場に備えていたが、15日の練習を回避。日本代表の高野弥寸志ヘッドコーチは「今は徹底的に治す必要がある。彼女は一発勝負に強い。五輪はそれに期待したい」と話した。今後はチームを離れ、18日に緊急帰国し、治療に専念する。
 昨年12月のW杯開幕2連戦(フィンランド・スオム)で連続して決勝に進出し好調にシーズンインしたが、帰国後、長野・白馬で調整中だった今月3日、後方宙返りで着地した際に腰痛を発症。そのまま4日からの海外遠征に参加し、状態を悪化させた。「試合に出る感覚を大切にしていきたい」と実戦での調整を目標としてきただけに、五輪本番に大きな不安を抱える事態となった。

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2010年1月17日のニュース