高速水着禁止後初の国内長水路、寺川手応えV

[ 2010年1月17日 06:00 ]

女子100メートル背泳ぎで優勝し、笑顔の寺川綾

 競泳のコナミオープン第1日は16日、兵庫・コナミスポーツクラブ本店西宮で行われ、女子100メートル背泳ぎは寺川綾(ミズノ)が昨夏の世界選手権4位の酒井志穂(ブリヂストン)をかわし、1分1秒13で優勝した。男子200メートル自由形は松田丈志(東海SC)が1分49秒13で制した。ラバー製などの高速水着が禁止されてから国内初の長水路大会で、有力選手はほぼ新規定に合致した織物の水着で臨んだ。

 女子100メートル背泳ぎを制した寺川は「泳ぎの感覚は悪くない」と、2010年型の水着に手応えをつかんだ様子。序盤で抜け出す安定した泳ぎに、日本代表の平井ヘッドコーチも「顔が動いたりする悪い癖が出なかった」と評価した。年末年始は中国での高地合宿で、ボクシングや階段の駆け上りなどで体幹と下半身を強化してきた。「今年は代表に入るだけではなく、世界でメダルを獲りたい」。飛躍の年にすべく声を弾ませた。

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2010年1月17日のニュース