佐々木と皆川の五輪代表が決定

[ 2010年1月17日 22:28 ]

男子回転第5戦に出場した皆川賢太郎の1回目

 アルペンスキーのワールドカップ(W杯)は17日、スイスのウェンゲンで男子回転第5戦を行い、バンクーバー冬季五輪代表に佐々木明(エムシ)と皆川賢太郎(竹村総合設備)が決まった。全日本スキー連盟の児玉修ヘッドコーチが「佐々木と皆川が内定」と明言した。

 皆川は合計タイム1分42秒77で今季自己最高の20位、湯浅直樹(スポーツアルペンク)は1分43秒38の25位で、佐々木は1回目に途中棄権した。このレースまでの結果で割り当てられる五輪出場枠が日本は「2」となり、今季のW杯成績で五輪代表を選考。最優先の選考材料となる15位以内が唯一ある佐々木と、W杯得点が18点で湯浅の14点を上回った皆川が代表に決まった。
 他国の枠が選手不参加などの理由で日本に与えられ、湯浅が追加選出される可能性も残されている。
 イビツァ・コステリッツ(クロアチア)が合計1分40秒34で、2008年12月以来の通算10勝目を挙げた。

 ▼佐々木明の話 油断したら調子が悪くなることの十分な材料。でも練習していけば日に日に調子は良くなる。(五輪選考のことは)何も考えていなかった。

 ▼皆川賢太郎の話 (五輪代表を)ちゃんと勝ち取れてうれしい。最低限の仕事はできた。いろいろな気持ちがあったけど、自分に負けなかった。

 ▼湯浅直樹の話 五輪は自分をアピールできる一つの舞台だった。逃すつもりはなく、出る気満々だった。まあ仕方ない。

 ▼片桐幹雄・全日本スキー連盟アルペン部長の話 アルペン部の規定で五輪代表は佐々木と皆川になろうかと思う。いいレースだった。プレッシャーの中、皆川は最後のチャンスをものにする攻める気持ち、戦う認識があった。(共同)

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2010年1月17日のニュース