ヤマハ発動機、今季終戦もプロ契約存続に含み

[ 2010年1月17日 06:00 ]

 今季初開催のラグビートップリーグ5~10位による日本選手権出場決定戦、ワイルドカードトーナメント1回戦が16日、花園で行われ、コカ・コーラウエスト(リーグ8位)がヤマハ発動機(同9位)を31―17で、NEC(同10位)がサニックス(同7位)を33―5で破った。23日に秩父宮でコカ・コーラウエストは神戸製鋼(同5位)、NECはクボタ(同6位)と対戦。勝者2チームが日本選手権に出場する。

 <ヤマハ発動機>リーグ戦で快勝したコカ・コーラウエストに屈し、激動のシーズンが幕を閉じた。昨年11月に来季からのプロ契約廃止を発表したが、山本純生部長はこの日「社員中心の体制で来季もトップリーグに参戦する」とプロ契約存続にも含みを持たせた。日本代表SH矢富、FB五郎丸らプロ契約17人と個別面談を行うほか、全員退団濃厚だった外国人選手が何人か残留する可能性もあり、社員選手の引き留めにも全力を注ぐ。新体制は3月下旬にも発表される。

 <NEC 自画自賛の快勝>リーグ戦10位ながら同7位サニックスに33―5で完勝。岡村ヘッドコーチは「強い。トップ4チームに匹敵する力は絶対ある」と自画自賛した。今季は6連敗するなど低迷したが、リーグ中断期間の昨年11月、持ち味だった激しい防御やモールを再確認することで立て直した。一発勝負のトーナメントで本領を発揮するチームが上昇気流に乗った。

続きを表示

2010年1月17日のニュース