五輪メダリスト松田が優勝/コナミオープン

[ 2010年1月17日 17:28 ]

<男子200メートルバタフライ>1分56秒87で優勝した松田丈志

 競泳のコナミオープン最終日は17日、兵庫県西宮市のコナミスポーツクラブ本店西宮で行われ、男子200メートルバタフライは、この種目で北京五輪と昨夏の世界選手権で3位の松田丈志(東海SC)が1分56秒87で優勝した。

 男子100メートル自由形は藤井拓郎(コナミ)が内田翔(群馬SS)らを抑えて50秒48で制した。女子200メートル背泳ぎは寺川綾(ミズノ)が2分11秒77で、16日の100メートルに続いて優勝。女子100メートル平泳ぎは金藤理絵(東海大)が1分9秒55で制し、同100メートル自由形は上田春佳(東京SC)が56秒23で勝った。

 ≪貫禄タップリの松田≫北京五輪、昨夏の世界選手権の200メートルバタフライで銅メダルを獲得した松田が、今季の好スタートを切った。この種目で自らが持つ1分52秒97の日本記録には及ばないものの、1分56秒87で貫禄勝ち。「56秒台を目標にしていたのでよかった」と安堵の笑みが広がった。
 織物製でひざ上までの2010年型水着で初の大会。16日の200メートル自由形では、スタートでのスピードの乗りにくさを指摘していた。「自由形より今までと違和感がなかった」と、専門種目では影響は少なかったようだ。
 所属先との契約を昨年限りで打ち切られた。引退も頭をよぎりながら、年末年始も合宿を重ねてトレーニングは怠らなかった。100社以上に手紙を出した結果、スポンサー候補も出てきた。
 「新しい水着でも自信を持ってやっていいんじゃないかと思えた」。十分な手応えをつかみ、日本選手権での日本記録の更新を目指す。

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2010年1月17日のニュース