五輪方式ならトップ!長島、納得の500メートル

[ 2010年1月17日 19:06 ]

長島連日の表彰台!総合も3位に

 【世界スプリント】総合では昨年の2位から順位を一つ落としたが、五輪で金メダルを狙う500メートルで望んだ結果は残した。長島は1位だった前日の35秒01には及ばなかったものの、1、2位の韓国勢に迫る35秒19で3位。2レースの合計タイムで争う五輪方式に換算すればトップで、「2本そろえることはもちろん意識していた。気分はいい」と納得顔だった。
 スタートの鋭さが足りず、第2カーブからゴールにかけての伸びも不十分だったというが、そのあたりの微調整には「そんなに時間はかからない」と自信を見せた。前日の課題に挙げた第1カーブでは小気味よく加速し、目立ったミスはなかった。
 トップ選手の中でも無駄のないフォームが際立つ。観客席からライバルたちの滑りを観察したチームメートの加藤条治も「長島さんは速いというか、安定感がある」と評した。2レースのタイムを高いレベルでそろえられる底力を示した。
 いよいよ20日に北米に向けて出発する。惨敗した前回五輪からの4年を「毎年、速くなるのが分かって楽しい日々だった」と振り返る。故郷の観客の前でマイクを向けられると「力の差を見せつけて勝ちたい」と照れながら宣言した。

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2010年1月17日のニュース