震災から15年…兵庫“思い”胸にたすきつなぐ

[ 2010年1月17日 18:13 ]

全国都道府県対抗女子駅伝で4位入賞した兵庫県の選手たち

岡山が初優勝!京都6連覇の夢破れる

 【都道府県女子駅伝】17日に京都市の西京極陸上競技場発着で行われた第28回全国都道府県対抗女子駅伝で、兵庫の選手たちが阪神大震災15年への思いを胸にたすきをつないだ。主力数人を欠く中で4位に食い込み、節目の日で力を出し切った。
 3区を走った中学3年の横江里沙選手は生後約3カ月で被災した15歳だ。当時のことは記憶に残っていないが、神戸市長田区に住んでいた祖母の家が全壊したという。沿道から「兵庫頑張れ」の盛んな声援に後押しされ、区間2位の力走。「まったく知らない人も年齢に関係なく声を掛けてくれた。励みになった」と笑顔を見せた。
 1区で大きく出遅れたが、朝食前に全員で黙とうをささげて結束力を高めていたチームは劣勢を見事挽回した。最年長の27歳、大山香織選手は「震災で兵庫、神戸のきずなが強まったのは確か。そういうのを伝えていかないと」としみじみと話した。

続きを表示

2010年1月17日のニュース