二遊間争いし烈!日本ハム石井「結果出すしかない」2安打猛アピール

[ 2024年3月24日 09:00 ]

日本ハム・石井
Photo By スポニチ

 日本ハムの二遊間争いが大混戦だ。23日、DeNAとのオープン戦は0―1で敗れたが、二塁で途中出場の石井一成内野手(29)が2打数2安打1盗塁をマーク。前日から2日連続で「7番・二塁」で先発した水野達稀内野手(23)のレギュラー確定に待ったをかけた。今月初めに「左大腿部筋膜炎」と診断された上川畑大悟内野手(27)も2軍で復帰しており、オープン戦残り1試合で最後のアピール合戦になっている。

 隙のないチームをつくる上で、センターラインが重要と言われる。特に打球を多く処理する二遊間は、幅広いプレーに対応する臨機応変さと正確さが求められる。まさにチームの“核”となる部分だが、その二遊間が決まらない。オープン戦最終盤に強烈アピールを仕掛けたのが石井だ。

 「結果を出すしかない。必死に余計なことを考えずにやった」
 5回2死から細川の代打で出場。平良の130キロスライダーを捉えて中前に運んだ。さらに、7回2死から左前打と5試合ぶりのマルチ安打。この日まで2日連続で二塁は水野が先発しており「もちろん悔しい思いはあるが、自分は最後までアピールする立場なので」と、気を吐いた。

 現1軍メンバーで二遊間は水野、細川、中島、石井、加藤豪の争い。打撃好調の水野を二塁で2試合試したが、この日の石井のアピールで「遊撃・水野、二塁・石井」の開幕スタメンの可能性は高まった。しかし今月上旬に負傷離脱した上川畑がすでに2軍戦で復帰しており、開幕直前に緊急招集する可能性も残る。

 上川畑が昇格した場合、次は二塁が不透明となる。谷内内野守備走塁コーチは「最後に決めるのは監督なので、どんどんアピールしてもらいたい。高いレベルの争いで選択肢が増えれば、監督にとっていい悩みになる」。オープン戦残り1試合。新庄監督を振り向かせるのは誰だ。(清藤 駿太)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月24日のニュース