阪神・ゲラ「守護神」テストは合格！初クローザーで3者凡退、岡田監督もご満悦

オープン戦   阪神4－2オリックス （ 2024年3月23日    京セラD ）

オープン戦＜神・オ＞9回、登板するゲラ（撮影・平嶋　理子）
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　初めてクローザーを任されたゲラが、完璧なリリーフを見せた。2点リードの9回を3者凡退締め。福田を二ゴロ、昨季の首位打者・頓宮を153キロ直球で空振り三振、代打・セデーニョも158キロ高め直球で空を切らせた。力強いガッツポーズとともに虎党の歓声に包まれた。

　「今までと同じように投げられた。最後のイニングだったけど、変わったことなく投げられた」
　3万5244人の大観衆と点差は公式戦さながらの状況。その中でも、制球を乱すことなく球速も出ていた。送り出した岡田監督もご満悦だ。7回が終わった時点で「8回岩崎、9回ゲラ」の継投を決めたといい、望み通りの結果を得た。

　「点差とか、本番みたいな形でいけたから良かったよ。そういう経験ができたからな」

　シーズン序盤は、岩崎と2人が抑えを務める。新助っ人は、オープン戦ラスト登板のこの日も防御率0.00を継続し、6試合6イニングで8奪三振、与四球1と安定した力を見せた。守護神の資質は十分にあると見ていい。　（倉世古　洋平）