巨人・菅野 3回無死二、三塁のピンチにギアチェンジ連続K! 楽天モンキーズ戦に先発し3回34球無失点

[ 2024年3月3日 19:09 ]

親善試合   巨人―楽天モンキーズ ( 2024年3月3日    台湾D )

親善試合<巨人vs台湾・楽天>初回、巨人の先発・菅野(撮影・西川祐介)
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 巨人の菅野智之投手(34)が3日、台湾で行われた楽天モンキーズとの親善試合に先発登板。3回34球を投げ4安打4奪三振無失点だった。

 宮崎キャンプ初日にブルペン一番乗りを果たすなど、精力的に投げ込んできた菅野。「12年目になるけど、間違いなくトップクラスに充実している」と納得の表情でキャンプを総括していた。

 今季2度目の実戦登板となった菅野は、いきなり三塁線を破られる二塁打を浴びるなど初回、2回とランナーを背負いながら要所を締め無失点投球。3回には右越え二塁打、右前打と連打を浴び、暴投も絡み無死二、三塁とピンチを背負ったが、そこからギアを一つ上げ、低めに鋭いツーシームやスライダーを集め連続三振。最後も切れのあるスライダーをひっかけさせ二ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。

 2回には鋭い右前打を打たれ渋い表情を見せる場面もあったが、結果的には3回34球4安打4奪三振無失点。前日の開幕投手・戸郷に続き得点を許さなかった。0―0の4回からは山崎伊織がマウンドに上がった。

 昨季は3月18日のオープン戦・日本ハム戦に先発も、右肘の張りで初回で緊急降板。9度目になるはずだった開幕投手を回避し、2軍調整が続いた。シーズン初登板となった6月11日のソフトバンク戦で5回2失点で白星。最終的に自己最少となる4勝止まりで11年目のシーズンを終え「出遅れが全て。そこのスタートに立てなかったのは自分のプロ野球人生で初めてのことだったので、悔しかった」と1億円減の年俸4億円で契約更改を終えた会見の席で2024年での巻き返しとリーグ優勝、その先の日本一奪回を強く誓っていた。

 試合前の始球式には元巨人の姜建銘(ジャン・チェンミン)がマウンドに上がり、阿部監督が捕手役を務めた。打席には同じく巨人OBの呂明賜(ル・ミンス)が立ち、豪快なスイング。球場を沸かせた。姜建銘は「自分がマウンドに上がることができて、主催者やいろいろな方に凄く感謝の気持ちがあります」と喜びをかみしめていた。

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