楽天・荘司 “雪よけ”「狙い通り」5回零封「今までにないピッチングの感覚」

[ 2024年3月3日 05:30 ]

オープン戦   楽天3―1広島 ( 2024年3月2日    倉敷 )

<楽・広>先発した荘司(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 楽天の2年目右腕・荘司が、広島戦に先発し、5回2安打無失点に封じた。15個のアウトのうち、13個が初球ストライクからの好内容で、5回を64球で投げきり「今までにないピッチングの感覚というか、凄く楽に打ち取れた」とうなずいた。

 5回のマウンドに上がる際には3月の倉敷では珍しく雪が降り始めた。降雪地帯の新潟市出身ながら「寒い中で投げるのが凄く嫌いなので、勘弁してくれって感じだった」という右腕は1死一塁で中村健を113キロカーブで三ゴロ併殺。降板直後には吹雪となってグラウンド一面が白くなり、試合が6分間中断したこともあり「最後ゲッツーを取って良かった。狙い通りでした」と笑みをこぼした。

 これで実戦3試合で計10イニングを無失点。23歳は「確実に去年よりもできることが増えている。ちょっと怖い。シーズン初っぱなつまずくんじゃないかな…」と冗談交じりに話した。球場関係者が「この時季に雪がちらつくことはあっても、中断までは初めて」と話すほどの春の珍事。雪国出身の右腕が、広島打線を凍り付かせた。(花里 雄太)

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月3日のニュース