カブス・今永昇太 メジャー初登板後は大谷、由伸と談笑「日本人と会うと安心。早く追いつけるように」

[ 2024年3月3日 07:05 ]

投球を振り返るカブス・今永(撮影・柳原 直之)
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 カブスの今永昇太投手(30)が2日(日本時間3日)、敵地でのドジャース戦に先発してメジャーオープン戦初登板。ドジャースの大谷翔平投手(29)は欠場して初対決はお預けとなった。初回は3者凡退に抑えて落ち着いた立ち上がりを見せたが、2回に3ランを被弾。2回1/3を3安打3失点ながら5三振を奪って見せ場もつくった。

 試合後は大谷、山本由伸投手と談笑。「日本ではない場所で日本人と会うと安心しますし、2人とも結果を残しているので、そこで後れを取らないように自分も結果を残して、早く追いつけるようになりたいなと思います」と刺激を受けた様子だった。

 ドジャースベンチでは山本由伸投手が見守る中、山本と同じ背番号18のユニホームに身を包んだ今永が先発。ドジャースの1番ロハスに対し、注目のメジャー初球は低めの直球を決めてストライク。カウント1ボール2ストライクから内角高めに投げた直球を左翼フェンス際まで運ばれたが、左飛に打ち取った。2020年にMVP受賞経験のある2番フリーマンはフルカウントからコースはやや甘めながらこの日最速となる94マイル(約151キロ)の直球で空振り三振を奪った。3番スミスは初球の直球で詰まらせて右飛に打ち取り、初回は3者凡退で切り抜けた。

 2回は先頭の4番マンシーにカウント2-2からスライダーを右前に運ばれて初めて安打を許した。5番テオスカー・ヘルナンデスは内角直球で詰まらせて二塁へのゴロに打ち取ったが、二塁への送球が間に合わずにセーフ(記録は安打)。無死一、二塁とピンチを広げた。そして、続く6番ページズに内寄りに甘く入った直球を仕留められて3ランを被弾した。その後は7、8、9番を3者連続三振に仕留めて大崩れはせず、立て直した。

 3回もマウンドに上がり、1番ロハスをフルカウントからチェンジアップで空振り三振。球数が41球に達したところで降板となり、敵地ながら一部の観客から拍手が送られた。乾燥する気候のアリゾナで直球の指へのかかりがいまいちだったが、5三振を奪うなど今永らしい投球も見せた。

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