智弁和歌山に衝撃の大砲現る!「木製」で3打席連発、4番花田にスカウト「凄い選手」

[ 2024年3月3日 13:59 ]

高校野球練習試合   智弁和歌山13―5耐久 ( 2024年3月3日    智弁和歌山G )

<耐久・智弁和歌山>木製バットで3打席連発を決めた智弁和歌山・花田(撮影・河合 洋介)
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 智弁和歌山(和歌山)が3日、和歌山市内の同校グラウンドで今春選抜に出場する耐久(和歌山)と練習試合を行い、13―5と大勝した。

 活発だった打線の中で、「4番・三塁」の花田悠月(2年)が木製バットで3打席連続本塁打を放ち、ひと際大きな存在感を放った。

 5―0の3回先頭で左翼越えソロを放つと、8―0の4回1死二塁では再び左翼の頭上を悠々と越す特大弾。6回無死1一塁では左中間への柵越えと衝撃の3打席連発を決めた。いずれも昨秋の近畿大会4強進出の立役者となった耐久のエース・冷水(しみず)孝輔(2年)から放った。

 花田は、昨春の選抜大会に背番号13で出場した強打の右打ち三塁手。智弁和歌山は3番・上田、4番・花田の2人が新基準の低反発バットではなく木製バットを使用する中、飛距離が出づらい木製バットを苦にすることなく驚異のパワーを披露した。

 今回の練習試合を3球団4人のNPBスカウトが現地視察。オリックスの谷口悦司スカウトは、「3打席連発は、なかなか見られない。練習を見たときから良い形で打てていたし、凄い選手だなと思っていた」と驚いた。

 ◇花田 悠月(はなだ・ゆづき)2006年(平18)4月15日生まれ、和歌山県有田郡出身の17歳。小学2年に田殿少年野球クラブで野球を始めて投手と一塁手を務める。中学では紀州由良シニアに所属。智弁和歌山では1年秋から背番号14でベンチ入りし、2年春に甲子園初出場。50メートル走6秒8、遠投95メートル。1メートル77、79。右投げ右打ち。

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