巨人・中川皓太が4年ぶり2桁10セーブ目も「全然気にしていないです」1点差の9回は「もちろん緊張」　

セ・リーグ   巨人4―3ヤクルト （ 2023年9月5日    神宮 ）

＜ヤ・巨＞9回、最後を締めた中川（左）と大城卓　（撮影・西川祐介）
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　巨人が終盤に粘りを見せ連勝。再び勝率を5割に戻した。中川皓太（29）が1点リードの9回をきっちり締め10セーブ目を挙げた。

　8回に丸の左犠飛で同点に追いつき、9回に吉川の気迫の走塁と重信の執念の二ゴロで勝ち越し。この試合初めてリードを奪って迎えた9回を“代役守護神”の中川がしっかりと締めた。山田、村上の中軸を打ち取り守った1点。勝利を決め大城卓と熱い抱擁を交わした。

　中川は9回を振り返り「もちろん緊張しますし、普段やり慣れているポジションではないので、それなりの緊張感を持って臨みました」と語った。

　4年ぶりに2桁セーブに到達したことについては「いや、全然何も思っていないです、はい」。10セーブという数字についても「いやいや、もう別に。そんなん全然気にしていないです。まあ良かったなというひと言です」と多くは語らなかった。

　逆転クライマックス・シリーズ進出へ向けて、しびれる場面での登板が続くが、中川はただチームの勝利のために腕を振り続ける。