レッドソックス吉田 今季15号に絶賛の声「左打者の理想的な教科書に載るような完ぺきなスイング」

[ 2023年9月5日 12:55 ]

15号2ランを放ったレッドソックス・吉田(AP)
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 レッドソックスの吉田正尚外野手(30)が4日(日本時間5日)、フロリダ州タンパで行われたレイズ戦に「6番・左翼」で先発出場。2試合連続となる15号2ランを含む2安打でチームの勝利に貢献した。

 本塁打については「左打者の理想的な教科書に載るような完ぺきなスイング」と称えられた吉田。8月は調子を落とし、打率・261、出塁率・281、長打率・359と月間ワーストの成績だったが、打席でのタイミングの取り方をアジャストし、9月になって復調。3試合連続で長打が出ている。

 8回の第4打席、カウント1-0から右腕・キトレッジの投じた高めのシンカーをフルスイング、左中間のフェンスを越えた。打球速度は104・0マイル(約167・4キロ)、飛距離406フィート(約123・7メートル)だった。

 NESNの解説者ウィル・ミドルブルックス氏は「早くバットを出して引っ張るのではなく、速い球を最後までしっかり見て、叩いている。左打者の理想的な教科書に載るような完ぺきなスイング」と評した。

 ミドルブルックス解説者は6回右腕デベンスキーの高めの直球を左翼にはじき返した打席から「よくボールが見えているし、良い時の感覚を取り戻している」と解説していた。実はこの日スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の担当記者は、「7月20日以降の吉田は平均をかなり下回る打者になっていて、スタメン落ちもしている。ただ調子が悪いだけなのか、疲れなのか、メジャーの投手が吉田の弱点を見つけてしまったからなのか」と指摘していた。

 疑問符を付けられたことに対し、きっちり答え。レッドソックスはレイズを7-3で下し、ア・リーグのワイルドカード枠まで、4・5ゲーム差となっている。

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