阪神・岡田監督、森下には「アメ」佐藤輝には「ムチ」の巧みな操縦術 前夜活躍の両者に正反対のコメント

[ 2023年9月5日 05:15 ]

名古屋へ向けて移動する阪神・岡田監督(撮影・岸 良祐)
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 阪神・佐藤輝と森下の「アイブラック(目の下に塗る黒い線)兄弟」に向けた言葉が180度違った。百戦錬磨の岡田監督らしい選手操縦術だ。

 10号に王手をかけた森下には優しい。球団新人の右打者では80年に18発を記録した自身以来の2桁本塁打について「まあ1本くらい打つやろ。普通にやっていたら」と太鼓判を押した。一方、佐藤輝には手厳しい。今季初の2戦連発だった前夜も本塁打後は3打席連続三振。「あれ、続かんなあ。集中力っていうか。だから、打率が上がらんよな。チャンスになったら頑張る…だけではアカンからな。常にそういう気持ちを持っておかないと」とクギを刺した。

 発言が間接的に伝わることは計算のうち。打順6番の継続を見込まれる森下は「とりあえず2桁(本塁打)にいきたい。それだけじゃなくもっと上の数字に乗せられたら」と意欲を見せ、佐藤輝は「チームもいい流れで来ているので、明日(5日)からも頑張ります」と意気込んだ。(倉世古 洋平)

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