ア・リーグ本塁打王争い 大谷翔平はスタメン回避 2位・ロベルトは3戦連続欠場 不気味なのは…

[ 2023年9月5日 10:53 ]

ア・リーグ   エンゼルス-オリオールズ ( 2023年9月4日    アナハイム )

<エンゼルス・オリオールズ>試合前の打撃練習中、足を滑らせる大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(29)は4日(日本時間5日)、オリオールズ戦に「2番・DH」で出場することが発表されたが、「右脇腹の張り」のため、急きょスタメンを回避した。

 試合前、屋外での打撃練習を行った大谷。1セット目は5スイング、柵越え1本、2セット目は5スイングし柵越え3本、3セット目は3スイングし柵越え1本。そして、3セット目の4スイング目をハーフスイングした際に、足を滑らせて転倒しそうになり、そのままベンチに下がっていた。

 大谷は右肘じん帯損傷により、今季は投手として投げないことが決まっている。今後について3日に全国紙USAトゥデーが「大谷は10日以内に今季をシャットダウン(終了)し、右肘のトミー・ジョン手術を受ける可能性がある」と報道。ただ、代理人を務める大手代理人事務所「CAAスポーツ」のネズ・バレロ氏(60)がこの日、取材に応じ「何らかの治療行為が必要」との見解を示しつつ「まだ結論は出ていない。いろいろな決断を仰いでいるところ。今季どこまでプレーするかは分からない。まだ決まっていない」と手術について明言は避けた。

 大谷は今季ここまで打者として135試合で打率・304、44本塁打、95打点の成績を残している。このまま全休しシーズン終了となれば、タイトル争いの行方に注目が集まる。

 44本塁打は現在ア・リーグトップ。35本で2位に付けるロベルト(ホワイトソックス)は右太もものけいれんにより、2日(同3日)のタイガース戦からこの日のロイヤルズ戦まで3試合連続で欠場中。ガルシア(レンジャーズ)が34本で3位に付けているが、不気味なのはジャッジ(ヤンキース)だ。現在31本で4位ながら、直近5試合で2本塁打。この日、ヤンキースは試合がなかったが残り25試合。昨季はア・リーグ新記録となる62本塁打をマークしたが、1試合2発を11試合でマークするなど、固め打ちができるだけに猛追する可能性もある。

 打点はガルシアが100打点で単独トップ。2位のタッカー(アストロズ)は99打点で、95打点の大谷は現在3位。打率は規定打席に達したシーガー(レンジャーズ)がこの日、2本塁打を放ち・345と断然トップに君臨している。

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