【タイガースデータ】今週末の広島3連戦 マジック一気に7減の可能性

[ 2023年9月5日 05:15 ]

西陽が差し込む甲子園
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 阪神は18年ぶりのリーグ優勝に向けてマジック15まで減らした。目下の最大のライバルはマジック対象チームの2位・広島で、今週末には甲子園で直接対決3連戦を迎える。

 一般的に対象チームに勝てば、1日に2つ減るマジックを今回の3連戦では3日分の「6」を上回って「7」減らせる可能性がある。セ・リーグの順位決定方法において、勝利数も勝率も同じ場合は直接対決で勝ち越した球団が上位になる。今季の広島戦は10勝7敗1分けで残り7試合。阪神がマジック点灯状態で広島戦のカード勝ち越しを決めると、一気に3減となるのだ。

 今季はすでに広島以外のセ4球団からシーズン勝ち越しを決めている。セの全5球団に勝ち越しての完全優勝は過去に1962年の1度のみ。バース、掛布、岡田のクリーンアップらが猛打を発揮した85年は広島に、当時のセ・リーグ最速でマジックを点灯させた03年は中日に負け越している。球団61年ぶり2度目の快挙に向けても、甲子園での広島3連戦は大事な位置づけとなる。

 一方、パ・リーグではオリックスがM16としていて、「セパ同日優勝」も現実味を帯びてきた。プロ野球では過去3度あり、1951年9月23日の巨人と南海(現ソフトバンク)、54年10月19日の中日と西鉄(現西武)、58年10月2日の巨人と西鉄で、実現なら65年ぶり。オリックスも8日から2位・ロッテとの直接対決3連戦で、こちらも一気にマジックを減らす可能性がある。週末は関西の2チームの動向に注目だ。(記録担当・石丸 泰士)

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