ミキハウス、新人左腕・瀬田が2回無失点の好投　20年ぶりの日本選手権出場へ快勝発進

第48回社会人野球日本選手権近畿地区最終予選1回戦   ミキハウス6―2関メディベースボール学院 （ 2023年9月5日    わかさスタジアム京都 ）

2番手で2回を無失点に封じたミキハウス・瀬田
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　20年ぶりの日本選手権出場を狙うミキハウスが、新人左腕・瀬田竜雅投手（22）の好投で初戦を突破した。6―2の4回から2番手として登板。2イニングを2安打無失点に封じ、勝利投手となった。

　「甘く入ってしまい2イニングとも先頭打者を出したのは反省ですが、野手の方がしっかり守ってくださってゼロで抑えることができて良かったです」

　和歌山東から中部学院大を経て今春、入社した。制球面に課題があったため都市対抗予選、本戦での登板機会はなかったが、元楽天、阪神の松崎伸吾投手コーチから「ストライク先行で投げるように」と助言をもらい、意識改革に成功。テンポの良さにもこだわったことで、投球の安定感が格段に増した。この日も2安打を打たれたが、無四球。2イニングをわずか22球にまとめたことは、進歩の証しと言って良い。

　「任せられたところでしっかり抑えたい。マウンドに上がったら抑えるだけです」
　21年から3年連続で都市対抗出場を果たしているが、あくまでも通過点。昨季から掲げる2大大会の同一年連続出場へ、期待の新戦力が台頭した。