青学大 2季連続優勝へ総力戦勝ち点1 小田がV犠飛「やっと一本出てくれた」

[ 2023年9月5日 04:33 ]

東都大学野球第1週最終日   青学大3-2中大 ( 2023年9月4日    坊っちゃんスタジアム )

<青学大・中大>2回、先制右前打を放つ青学大の小田(撮影・村井 樹)
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 3回戦1試合が行われ、2季連続優勝を狙う青学大が中大に逆転勝ちし、勝ち点1とした。今春に打点王に輝いた小田康一郎内野手(2年)が決勝犠飛を含む1安打2打点で勝利に貢献。9回は連投となった最速155キロ右腕で今秋ドラフト1位候補の常広羽也斗投手(4年)が1点差を守り抜いた。

 苦しんでいた小田の顔にようやく笑みが戻った。今季初安打となる先制打に続き、9回の決勝犠飛で勝ち点をもたらし「やっと一本出てくれた」と自然と白い歯がこぼれた。

 開幕前に痛めた右足の影響で調子が上がらず、2試合を終えて8打数無安打。打順が3番から7番に降格する悔しさも味わったが「結果を出すことしか考えていなかった」と2回に先制の右前適時打を放ち、今春打点王の勝負強さを発揮。1点を追う9回は同点とし、なおも無死三塁から中犠飛を放ち「しっかり切り替えてプレーできた」と胸を張った。

 総力戦で勝利をつかみ「本当によく勝った」と称えた安藤寧則監督。掲げる2季連続優勝へ向け、まずは一歩前進した。(村井 樹)

 ≪9回に西舘投入も痛恨逆転負け≫中大は王者・青学大からの勝ち点奪取まであと3アウトまで追い込んだが、9回に逆転負け。前日に99球を投じた今秋ドラフト1位候補の西舘を9回に投入するなど総力戦の末に敗れ、清水達也監督は「勝たなきゃね」と悔やんだ。ただ、打線は最速155キロ右腕の相手先発・下村を8回に捉えて一時は逆転。清水監督は「ワンチャンスでひっくり返す力は付いている」と手応えも口にした。

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