レッドソックス・吉田「いい感触で捉えられた」初サイ・ヤング腕撃ち、グリンキーから決勝3ラン

ア・リーグ   レッドソックス7-3ロイヤルズ （ 2023年9月3日    カンザスシティー ）

＜ロイヤルズ・レッドソックス＞4回、3ランを放ち、笑顔を見せる吉田（左）（AP）
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　レッドソックスの吉田が3日（日本時間4日）、敵地でのロイヤルズ戦に「6番・左翼」で出場。先制右中間3ランなど2安打3打点で4試合ぶりのマルチ安打をマークした。

　4回1死二、三塁からの右中間への大飛球は、客席のテーブルで跳ね返り、グラウンドを転々。吉田は全力疾走で三塁へ達し、本塁打を確認してゆっくり生還した。

　「浮いたところをしっかり1球で仕留められた。久しぶりにいい感触で捉えられた」

　右腕グリンキーの87マイル（約140キロ）のチェンジアップをすくい上げ、サイ・ヤング賞腕からはメジャー初本塁打だった。14本塁打は日本選手1年目では昨年の鈴木に並ぶ5位。8月は打率・261、1本塁打と低迷もアレックス・コーラ監督は「ここ数日、調子が上がっている」と復調を認めた。

　WC圏内へ5・5ゲーム差で、残り25試合。「勝ち続けるしかない。同地区なので、なんとか勝ち越せるように頑張っていきたい」とメジャー1年目の総仕上げに入る。