ソフトB・東浜 7日ロッテ戦先発で復帰へ「しっかりやり返したい」

[ 2023年9月5日 07:10 ]

<ソフトバンク練習>スチュワート(左)と並んでダッシュする東浜(右は石川)(撮影・岡田 丈靖)
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 パ・リーグ3位のソフトバンクはきょう5日から2位・ロッテと4位・楽天を本拠地6連戦で迎え撃つ。ロッテとはゲーム差3、楽天とは同2差と順位争いの上で重要な1週間だ。対ロッテ3戦目となる7日には東浜巨投手(33)が先発で復帰予定。7月28日の対戦で今季ワースト7失点を喫したロッテに雪辱し、チームに貢献すると誓った。 

 東浜が約1カ月ぶりに1軍のマウンドに帰ってくる。対ロッテ3戦目となる7日に先発予定。「勝つことが一番。自分がやれることを全力でやる。それしかない」。冷静な語り口はいつも通りだったが、その表情には覚悟が見られた。

 今季は春先から投球内容が安定せず、5勝を挙げるもチームワースト7敗を喫し、防御率4・47と苦しんでいる。8月4日の日本ハム戦で今季最短3回で7安打3失点と打ち込まれ、ファーム調整を命じられた。

 「申し訳ない気持ち。(1軍の)試合を見るたびに、そこでしっかり結果を出せなかった悔しさ、チームをなかなか波に乗せることができなかった悔しさ、いろんなものを感じながら下(2軍)で調整していた」

 2軍では出力アップとコントロールの改善を図った。「余計なことは考えないで、自分の状態を上げることだけ考えていた」。8月26日のウエスタン・リーグ阪神戦では7回5安打2失点と好投。直球が最速150キロをマークするなど復調を示した。この日、ペイペイドームでの投手練習に参加した森ヘッドコーチは「残り何試合か頑張ってもらって。不本意な成績を取り戻すチャンスはある」と奮起に期待した。

 ロッテ戦は7月28日の対戦で3回1/3を投げ8安打、今季ワースト7失点を喫した。東浜は「前回やられてるので、しっかりやり返したい」と雪辱の思いを口にした。注意するのは23本塁打で浅村(楽天)と並んでホームラン王争いトップに立つポランコ。「ポランコ選手のホームランが増えて今トップタイだということもあるし、変わらず(打線が)粘り強いチーム」と気を引き締めた。

 ロッテ、楽天と続く重要な1週間に戻ってくる右腕は「僕らは一回しか投げられないので、その一回の登板をしっかりやりたいなという思い」と力を込めた。17年に最多勝、昨季はノーヒッターとなった右腕が今こそ真価を発揮し、チームを押し上げる。 (森 寛一)

 《大関は復帰めど立たず》斉藤和コーチが2軍調整中の大関について、1軍昇格のめどは立っていないと話した。大関は8月31日の2軍オリックス戦で先発し、6回8安打3失点。復調途上の内容を振り返り、同コーチは「中途半端に上げてもしょうがない。シーズンも終盤に差し掛かってるので、いい投手をどんどん使っていくスタンスは変わりはない」と話した。また森ヘッドコーチは大関を中継ぎで起用するプランも現段階ではないと話した。

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