日本新薬がコールド発進 4番・若林将平が3ラン含む2安打4打点

[ 2023年9月5日 17:09 ]

第48回社会人野球日本選手権大会近畿地区最終予選1回戦   日本新薬11―1ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校 ( 2023年9月5日    わかさスタジアム京都 )

3ランを含む2安打4打点の活躍を見せた日本新薬・若林
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 日本新薬・若林将平外野手(23)が2安打4打点の活躍で、7回コールド勝ちをもたらした。スラッガーとしての本領を発揮したのは4回無死一、三塁の第3打席。2球目の真ん中低め直球を、左翼席へ運んだ。

 「バットに乗った感じはありましたが、上がりすぎたかな、と。犠牲フライでも良い場面だったので、狙い通りに打つことができましたし、風にも助けられたと思います」

 今季の公式戦では5本目となる本塁打で、早々に試合の行方を決定づけた。打線は13安打を放ち11得点。難しい初戦を難なく切り抜けた。

 ただ、打者としての成長を示したのは、むしろ、3回の第2打席だったかもしれない。無死一、二塁から、右前へのタイムリー。カウント2―2からの外角スライダーを、イメージ通りに右方向へ打ち返した。

 「泳ぎましたが、右中間への意識があった分、結果につながったと思います」

 今夏の都市対抗予選。2試合で零敗するなど本来の力を発揮できないまま、チームは本戦出場を逃した。悔しさを晴らすべく、若林にとって最大の長所である長打力に特化するのではなく、チーム打撃を優先し右打ちを強化。夏のオープン戦期間中、長打が減った場面もあったが、確実に1点を奪いにいける打撃にこだわり、新たな引き出しを手に入れた。

 「次からは勢いだけでは勝っていけない。長打もですが、打点を稼げるように。その部分も求められている。打線としてつながりを持てるように、考えてできるかがカギになると思います」

 2年目ながら4番打者としての自覚は十分だ。ドラフト解禁年。長打力と逆方向への打撃を兼備して、自らの市場価値も高めていく。

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