元中日の藤井淳志氏が落合監督時代に「バード」と呼ばれた過酷すぎる練習

[ 2023年2月18日 20:31 ]

中日OBの藤井淳志氏
Photo By スポニチ

 元中日の藤井淳志氏(41)が18日、平田良介氏(34)とYouTube「プロ野球OBクラブチャンネル」に出演。落合博満監督時代の中日の強さの秘密を明かした。

 プロ2年目の春季キャンプ中、外野守備練習にふらっと現れた落合監督から「お前体力ないよな」と声をかけられた。

 「あります」と答えると、「じゃあお前、鳥かご3時間打てんのか」と聞かれた。

 鳥かごとは打撃練習で使うケージのこと。つまりぶっ続けで3時間打ち続けられるのかと聞かれたのだ。「打てません」とは言えない。適当なところで落としどころがあると思っていたら本当に3時間。初日に「これはヤバいと思った」。さすがに話題作りで1日だけだろうと思ったが、ホテルに帰ると翌日の練習メニューに藤井氏だけ「マシン打撃3時間」とあった。

 しかも通常のチーム練習の後、午後5時から8時まで。その後、1人だけやり残したランニングメニューもフルでこなした。

 肉離れするまでそのメニューは続いて、先輩からはいつも鳥かごにいるから「バード」と呼ばれたという。

 21年に40歳で引退した藤井氏。当時を「だから(落合監督時代は)強かったんじゃない?自分のためでもあったし、チーム全体の空気作りにもなっていた。妥協はしないよという。練習からピリピリしてミスできない。落合政権であの練習乗り切った選手は息が長かった」と感慨深そうに振り返った。

続きを表示

2023年2月18日のニュース