巨人ドラ1浅野の気になるスパイク プロに入ってから変えた理由に感心

[ 2023年2月18日 07:30 ]

浅野のスパイク(撮影・尾崎 有希))
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 気になることがあった。巨人のドラフト1位・浅野(高松商)が履いているスパイクのことだ。通常の紐タイプではなく、マジックテープで固定するモデル。なぜ、プロに入ってから変えたのか。理由を聞いて、感心させられた。

 「スライディングしたときに砂が入ったりしてもマジックの方が早く脱げますし、後は、練習の合間にアップシューズとスパイクを履き替えるときも、紐よりも早くできます。キャンプは全部、マジックを履いています」

 初めてのプロのキャンプ。流れるようにメニューを消化する。慣れない環境でも戸惑わずに対応できるように、足元から工夫していたのだ。チームでも珍しいのでは?と聞くと「他の選手がどんなスパイクなのか、あまり気にしたことがなかったので分からないです」と、笑顔で返ってきた。

 2軍キャンプスタートとなったが、11日の紅白戦で実戦デビュー。12日には2年目右腕の菊地から左前にプロ初安打をマークした。直球に振り負けないスイングに原監督は「見事ですよ。近々未来、主力選手になってくれると思います。いろいろなものを吸収して栄養に変えて一枚も二枚も大きくなって。必ずそういう日は来る」と期待を寄せる。

 1軍メンバーが沖縄に移動した後も、引き続き2軍キャンプで調整を続けている。1年目から1軍昇格のチャンスをつかめるか。今後の成長に注目していきたい。(記者コラム・川島 毅洋)

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2023年2月18日のニュース