松坂大輔氏 2種類の「滑り止め」投手助ける選択肢に

[ 2023年2月18日 05:00 ]

侍ジャパン強化合宿 ( 2023年2月17日    サンマリン宮崎 )

ブルペンでロジンの感触を確かめる松坂氏(撮影・白鳥 佳樹) 
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 【平成の怪物 松坂大輔の探球】6年ぶりのWBC、そして宮崎合宿。平日でしたが、ファンの方の数の多さに驚きました。皆さんが期待して、本当に楽しみにしている。その表情や雰囲気からワクワク感が伝わってきました。

 初日。自分は投手を中心に取材しました。ブルペンではロジンが2種類あることに気付き、厚沢投手コーチに断って触らせてもらいました。日本製と米国製。日本製のものは侍ジャパンの投手陣も普段の公式戦から使っていますが、米国製は自分が大リーグでプレーしていた頃とは質感が違っていました。

 改良されたもので、感触は以前よりベタベタした感じ。WBC使用球に対しても滑り止めの役割を果たしてくれそうです。ロジンは投手によって合う、合わないがありますが、米国製と日本製。選択肢が2つある中でどちらかが合えば、滑るボール対策として助けになると思います。

 取材する立場として、ダルビッシュ投手の囲み取材などにも参加させてもらいました。やはり彼は非常に存在感がある。ウオーミングアップなどでもひときわ目を引く存在で、さすがだなと感じました。全体練習後には佐々木朗投手、宮城投手らと話すなど、積極的にコミュニケーションを取っている印象でした。囲み取材でも本人が言っていましたが、ダルビッシュ投手のそういう強い意識を肌で感じた初日でした。(スポニチ本紙評論家)

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2023年2月18日のニュース