侍・ダルビッシュ「警戒されていると思うので」自ら歩み寄り熱血指導

侍ジャパン強化合宿 （ 2023年2月17日    サンマリン宮崎 ）

ダルビッシュの指導を受ける（右から）宮城と佐々木朗（撮影・白鳥　佳樹）　
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　ダルビッシュは全体練習後は室内練習場に移動して、ともに15歳下の佐々木朗、宮城と変化球談議に花を咲かせた。球の握り方やリリースの感覚を伝え、2人のキャッチボールを見つめた。初対面の選手がほとんどで「今のところ警戒されていると思うので…」と自ら歩み寄り「勝ち負け以外にもお互い成長していけたら」と望んだ。

　日本の投手の映像は米国でも見ていて「投手力では米国、ドミニカ（共和国）にも負けていない」と言う。山本には個人の調整のために全体よりも早めに球場入りするか考えるように助言した。厚沢ブルペン担当コーチから「歩く参考書」と呼ばれた国際大会の経験も豊富な大リーガーは「キャリアは関係ない。ずっと成長する姿勢は崩してはいけない。自分は米国生活も長いので年功序列は全くない」と心の扉を開いた。

　≪佐々木朗＆宮城　学んだ変化≫21歳コンビでキャッチボールも行った佐々木朗と宮城が、“ダル塾”では変化球についての助言を受けた。「スライダーのことを（学んだ）。いろいろたくさんのことを教えてもらいました。凄くありがたいです」と佐々木朗。フォークを学んだ宮城も「いいアドバイスを頂きました。頑張ります」と目を輝かせた。