米代表に打撃…サイヤング賞3度、MVP1度のカーショーがWBC参加を断念　保険が障壁か

ドジャースのカーショー（AP）
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　ドジャースのクレイトン・カーショー（34）が17日（日本時間18日）ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では投げないと自ら発表した。大リーグ公式サイトが報じた。

　本人の口から断念の理由についての詳しい説明はなかったが、関係者は保険の問題があったと明かしている。WBCに備え、ドジャースのキャンプに早めに参加、ここまで健康状態に全く問題はないが、22年シーズンは腰のケガで度々負傷者リストに入り、22試合しか先発できなかった。メジャーで15年投げ、400試合以上に登板。若い頃はシーズン230イニングを普通に投げていたが、過去3年は120イニングにしか届かない。今季も年俸2000万ドルでドジャースと契約しているカーショーがWBCに出ることは保険の面で困難だった。

　カーショーは問題を解決しようと、大リーグ機構、選手組合、球団とも話したが、うまくいかなかったという。「超がっかり。いろんなことを試みたし、それぞれが出られるように努力してくれたけど、うまくいかなかった。本当にWBCに出たかった、代表メンバーに入りたかった。自分にとってはたぶん最後のチャンスだからね。でもいくつかの理由で実現しなかった。がっかりしている」と悔しがる。通算197勝、サイヤング賞3度、MVP1度、ワールドシリーズ制覇1度のレジェンド。米国代表は投手陣の軸となる存在を失った。