西武からオリックスにFA移籍の森 発表後初対応で「新しい環境で一から」来季開幕戦で激突に「マジ!?」

[ 2022年11月21日 16:48 ]

オリックス移籍が決定した森
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 西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使してオリックスに移籍した森友哉捕手(27)が21日、移籍発表後初めて報道陣に対応した。

 球団広報の電話を通じて取材に応じ「西武には感謝しかないです。キャッチャーとしても下手くそやったし、1年目から使ってもらって、西武にはとても感謝しています。悩みましたが、新しい環境で一からやってみたい気持ちが強かったのが一番です」と9年間在籍した球団に愛着を持ちながらも熟考の末、移籍を決断した胸の内を語った。

 森は13年ドラフト1位で西武に入団し、18、19年に正捕手としてリーグ連覇に貢献。19年は打率・329で史上4人目の「捕手での首位打者」に輝いた。球界を代表する捕手に育ててくれた西武に強い恩義を感じる一方で、数年前から新たな環境に挑戦したい思いを吐露した。

 「大阪に帰りたいというのは特別なかったですが、自分に合ったチームカラーで伸び伸びできるのはどの球団だろうと考えたときにオリックスさんかなと思った。シーズン中にチームの雰囲気を見て若手が伸び伸びしている雰囲気を感じた。今シーズンが終わって新しい環境でやりたいと考えた」と説明した。

 森は堺市出身で、小6時にオリックスジュニアの投手兼捕手として12球団ジュニアトーナメントで優勝。大阪桐蔭2年時には1学年上の阪神・藤浪とのバッテリーで甲子園春夏連覇を達成した。西武も宣言残留を認める方針で複数年の大型契約を用意し慰留に全力を尽くしていたが、森は地元への思いと、野球選手としてのさらなる成長を願い、新天地へ活躍の場を求める。

 この日、来季のパ・リーグ日程が発表され、開幕カードは3月31日の西武―オリックス戦(ベルーナドーム)となることが決まった。報道陣から日程を知らされた森は「マジ!?」と一瞬驚いたものの、「複雑な気持ちはありますが少なからず9年間応援してくださったファンがいてるのは間違いない。元気な姿を、一生懸命やっている姿を見てもらい」と見据えた。

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2022年11月21日のニュース