阪神・岩貞に先発再転向プラン 岡田監督「やりたいけど自信持ててないみたいやな」投手コーチ通じ打診

[ 2022年11月21日 05:15 ]

阪神・岩貞
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 岩貞に先発再転向プランが浮上した。岡田監督が「本人に聞かせたんや、ピッチングコーチから」と投手コーチを通じて、すでに打診したことを明言。16年に10勝をマークしている左腕は現在、先発もにらんだ調整で自主トレを行っている。

 今月9日、今季取得したFA権を行使せず残留を決めた直後に安藤投手コーチから岩貞のもとに来季の起用法についての連絡があった。岡田監督がその時の本人の反応や返答の様子をこの日、明かした。「2年半ぐらい中(継ぎ)やっていたから、あんまり自信なさそうやった、返事が。やりたいけど自信持ててないみたいな」

 最後に1軍で先発したのは20年8月10日のDeNA戦で、以降は中継ぎに配置転換された。今季も自己最多53試合に登板するなどブルペンに欠かせぬ存在。本格転向2年目で適応力を見せただけに、このままブルペンの一員としてチームに貢献したい思いがあるのも当然と言える。

 それでも、鳴尾浜球場を中心に自主トレを行っている左腕は“両にらみ”での準備を進めている。今月中旬、本紙の取材にも「今は先発に戻ることも頭に入れて、練習しています。キャッチボールでも中継ぎでは使わなかった球種も投げています」と語っていた。

 今季、チームの先発ローテーションでシーズンを完走した左腕は伊藤将1人。指揮官は「この時期に決めることじゃない。2月入ってからでも十分、いける。もう一枚、左が欲しいってのはある」と見通しを語った。実績もある“先発・岩貞”は強力な1ピースになり得る。(遠藤 礼)

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2022年11月21日のニュース