オリ・山本由伸、来季年俸5億円超え確実!高卒7年目大台到達はダルに並び球界最速 左脇腹も着実に良化

[ 2022年11月21日 05:00 ]

オリックス・山本由伸

 オリックス・山本由伸投手(24)の来季年俸5億円超えが確実視されることが20日、分かった。高卒7年目での大台到達なら、同8年目のオリックス・イチローを抜き、日本ハム時代のダルビッシュ(現パドレス)に並ぶ球界最速となる。

 リーグ連覇に導いた絶対エースが、金額でも記録更新する。球団関係者は「その(5億円)くらいの評価は、もちろんしないといけないでしょうね」と明かした。近く球団と行う契約更改交渉で、今季年俸3億7000万円からの大幅増額を提示される見込み。5億円到達となれば、プロ野球では20人目だ。

 評価に見合う、圧巻の6年目だった。6月18日の西武戦でノーヒットノーランを達成するなど今季26試合に登板し15勝5敗、防御率1・68、勝率・750、奪三振205。最多勝、防御率、最多奪三振、勝率第1位と主要4部門を独占し、史上初の2年連続投手4冠に輝いた。先発投手にとって最高栄誉である「沢村賞」の2年連続受賞は、パ・リーグ史上初だった。

 ヤクルトとの日本シリーズ第1戦では左脇腹痛で緊急降板し、4回0/3を4失点で敗戦投手となったが、輝きが色あせることはない。山本が間違いなくリーグ連覇、そして日本一の立役者だ。

 患部の状態は着実に良化しており、既に遠投も解禁するなど順調な調整を重ねている。山本はかねて、「今年も新しく気付くことがあったし、来年こそは自分の中で一番の、ダントツの成績を出したいし、出せると思っている。オフだからゆっくり、ではなく、オフでも試合があるという意識で早く、しっかり治す。12月からガッツリ自主トレを始めるつもり」と話しており、有言実行に移す。

 リーグ3連覇、そして2年連続の日本一を目指す背番号18。「球界のエース」という称号が似合う存在となる。

 ○…プロ野球で入団7年目に年俸5億円以上は、11年ダルビッシュ(日=5億円)、19年菅野(巨=6億5000万円)の2人。来季7年目の山本(オ)が到達なら、球団ではイチローの8年目(99年、5億円)を抜いて最速になる。メジャーから復帰した田中(楽)を除き、5億円到達が早かった選手としては18年柳田(ソ=5億円、8年目)、01年松井秀喜(巨=5億円、9年目)がいる。

続きを表示

2022年11月21日のニュース