ロッテ・朗希 大谷先生教えて! 岩手の先輩とWBC共闘熱望「聞きたいことあれば、質問していきたい」

[ 2022年11月21日 05:30 ]

ファンに笑顔で手を振る佐々木朗(撮影・沢田 明徳)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(21)が20日、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場を表明したエンゼルス・大谷翔平投手(28)との共闘を熱望した。侍ジャパン入りを目指す若武者にとっては、出身地・岩手県の先輩でもある二刀流。侍ジャパンで投手コーチを務める吉井理人監督(57)は準決勝、決勝が行われる米国での佐々木朗の登板に期待した。

 佐々木朗にとっても朗報だった。17日に大谷が来年3月のWBC出場の意思を表明。「皆さんと一緒。一ファンとしてうれしかった」と喜び「投手だけでも凄い成績を残している。聞きたいことがあれば、質問もしていきたい。フリー打撃を見るのが楽しみです」と目を輝かせた。

 ZOZOマリンで行われた「MARINES FANFEST2022」に参加。コロナ下で過去2年は無観客で、有観客はプロ3年目で初めて。「いつもと違う距離感で、たくさんの笑顔を見られてうれしい」とリラックスしながらも、開場前にキャッチボールを行うなど、来春を見据えた調整を続ける。

 10日の強化試合・オーストラリア戦(札幌ドーム)で侍ジャパンのトップチームデビューを飾り、最速159キロで4回4安打無失点。侍ジャパン投手コーチも務める吉井監督はこの日「これは個人的な思い」とし「(準決勝以降を行う)米国で朗希と(オリックス)山本由伸には投げてほしい。栗山監督がどう考えるか分からないけどね」と口にした。大谷は調整の難しい投手起用は先発、中継ぎなど不透明だが、米国での佐々木朗―大谷リレーも期待される。

 この日、4月10日の完全試合達成による千葉県知事賞授与や、松川との計38歳330日での史上最年少完全試合と13者連続奪三振のギネス世界記録認定の表彰も受けた。3回限定の「白黒戦」では3回に代打出場。「本塁打を打つ」と予告も、田村の前に遊ゴロに倒れ「交流戦では本塁打を打てるように」と宣言しファンを沸かせた。佐々木朗と大谷が並び立つ「ドリームチーム」誕生も、ファンは待ち望んでいる。

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2022年11月21日のニュース