明大4強!村田「省エネ」104球完投「悪いなりに試合をつくることができた」

[ 2022年11月21日 05:00 ]

明治神宮大会第3日・大学の部 準々決勝   明大2-1関大 ( 2022年11月20日    神宮 )

<関大・明大>完投勝利した明大・村田(撮影・島崎忠彦)
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 高校、大学で準々決勝4試合が行われた。大学の部では明大(東京六大学)が関大(関西5連盟第2)に2―1で競り勝った。今秋リーグ戦で3勝の右腕・村田賢一投手(3年)が5安打1失点で完投勝利を挙げた。

 明大の先発・村田は、寮の自室も常に整理整頓され、チーム随一のきれい好き。「直球も変化球も調子は良くなかった」と言うが、きちょうめんな性格が投球に表れた。

 2―0の2回に1失点するも、その後は縦に落ちるシンカーを軸に、丁寧に低めに集めた。途中から雨が降る悪条件にも負けず、持ち味の打たせて取る投球で5安打1失点完投。「持ち味を尻上がりに出せた。悪いなりに試合をつくることができた」と汗を拭った。

 テンポの良さも持ち味の一つだ。3勝を挙げた今秋リーグ戦。9月25日の早大戦で93球で投げきり、100球未満での完封「マダックス」も達成した。この日も打者31人のうち17人を3球以内で仕留め、104球の省エネ投球だった。

 優勝した16年と同じく関大との初戦に勝利し、4強に進出。きょう21日の上武大―名城大の勝者との準決勝へ、田中武宏監督は「情報を素早くチームに入れて勝ちたい」と切り替えた。

 ▼関大・鷲尾昂(8回を3安打2失点、13奪三振も敗戦)課題の立ち上がりでつまずいてしまったが、この素晴らしい大会で最後投げることができてうれしく思う。

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2022年11月21日のニュース