落合博満氏 3冠王目指すヤクルト村上に助言 「何が何でもという意識を持った方がいい」

[ 2022年8月14日 22:52 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が14日、NHK「サンデースポーツ」(後9・55)に出演。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)の3冠王の可能性について言及した。

 村上は14日終了時点で、41本塁打、100打点はリーグを独走しており、打率も.320と、トップの佐野(DeNA)の.325に5厘差の3位につけている。番組では、村上のインタビューを流し、3冠王への意識について質問。「意識はしますけど、“絶対に獲る”ということは、簡単には言えますけど、すごく難しいことなので。終わってみた時にどうだったのかということを、楽しみに見てくれたら」と話した。

 落合氏は残り40試合弱となった優勝争いの中で、3冠王を狙う村上について「普段通りに野球をやればいいんですよ。絶対に自分が獲れるものだ、獲るんだという意識のもとでやったら、獲る可能性の方が高いんでしょうね」と言及。自分の成績とチームの成績を一致させる難しさについては「それ(両者を一致させること)が一番理想の形。優勝以外から3冠王が出るというのは多々ある。私もその一人。(逆に)だから、何が何でも獲るんだという意識を持った方がいい」と自論を展開した。

 落合氏はロッテ時代の1982年、1985年、1986年と3度、3冠王となったが、リーグ優勝は果たせなかった。優勝と3冠王を狙えるまたとない機会だけに、村上へのエールともいえる発言となった。

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2022年8月14日のニュース