【甲子園】初の夏2勝の二松学舎大付・市原監督「ほっとしました」追い上げ許すも「逃げてはいけないと」

[ 2022年8月14日 13:27 ]

第104回全国高校野球選手権大会・2回戦   二松学舎大付7―5社 ( 2022年8月14日    甲子園 )

<二松学舎大付・社>社に勝利し、3回戦進出を決めた二松学舎大付ナイン(撮影・佐久間 琴子)
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 2年連続5回目出場の二松学舎大付(東東京)が初出場の社(兵庫)と対戦。7―5で勝利し、夏の甲子園で初の1大会2勝を挙げ、出場全5大会での16強入り、甲子園の春夏通算10勝目を挙げた。

 打線は0-0で迎えた3回、連打から2番・中川の右中間越え2点適時三塁打、瀬谷の中前適時打で3点。瀬谷は2塁でアウトもなおも1死走者なしで1年生の4番・片井が左中間へと放り込む、本塁打。4点目を奪って見せた。5回にも片井の中越え適時二塁打と敵失、7番・押切の中前適時打で3点を加えた。

 投げては先発左腕・辻が緩急を使った投球で7回を4安打2失点と好投。8回からは2年生右腕・重川が3点を失いながらも締めて見せた。

 最後は追い上げを許しながらも逃げ切った市原勝人監督は「よくああいう雰囲気の中、選手が頑張ってくれたと思います」と称えた。

 9回の選手たちの様子については「意外に落ち着いているなというか、覚悟していたのかなという感じがします」と表現、タイムを取った際の指示は「裏の攻撃もあるので、そんなに苦しくなるなと言うことと、逃げたらいけないという話はずっと言ってました」とした。

 2番手投手の重川については「よく頑張ってくれたと思います。あの雰囲気の中、あれだけの投球ができれば頼りがいがあるというか」と目を細めた。勝利の瞬間は「紙一重だったので、あれがヒットになるのか、アウトになるのかというところだったので、神様がうちの子たちにほほ笑んでくれないかなと思っていて、ほほ笑んでくれたんでほっとしました」と安堵(あんど)したと言う。

 1年生の4番・片井に本塁打が出るなど前半の攻撃に関しては「前半は凄く1戦目と違って力が抜けて良かったんですけど、点数取って少し攻撃が淡泊になったので、この感じだと後半苦しくなるなと思いながら。でも前半良く頑張ってくれたので、あと後半は苦しみながらも守ってくれればと思ってました」と語った。

 夏2勝は初となるが、「先輩たちをこれで2勝で超えたので、ただ先輩たちはいつもシードのところから始まってたので、ベスト16までは行ってたんですね、なので今度はベスト16を超えて先輩たちを超えてもらいたいなと選手たちには伝えたいと思います」と前を見据えた。

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