有田工 9年ぶり勝利ならずもエース塚本涙なし「甲子園で試合ができてよかったです」

[ 2022年8月14日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権第8日・2回戦   有田工3―5浜田 ( 2022年8月13日    甲子園 )

<浜田・有田工>敗れた有田工ナインはアルプスの応援団にあいさつに向かう(撮影・井垣 忠夫)
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 有田工は学校としても、県勢としても9年ぶりの夏1勝に届かなかった。エースの塚本侑弥(3年)は5回まで2失点に抑える好投だったが、6回の3点が重くのしかかった。それでも8回まで投げきり「甲子園で試合ができてよかったです」と涙はなかった。

 チームは県大会優勝後に新型コロナウイルスの集団感染が判明。10日ほど練習ができなかった。全体練習は8月5日になってから。試合日程も配慮され、この日登場した浜田、九州学院、帝京五とともに第8日の出場。梅崎信司監督は「コンディションづくりも難しい中で最大限の力は発揮してくれた。生徒にはありがとう、と言いたい」と話した。

 春夏ともに結果は出なかったが、2季連続の甲子園出場は今後の財産になるはずだ。塚本は「甲子園で1勝してほしい」と後輩にエールを送った。

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2022年8月14日のニュース