ダルビッシュ6回0/3を4失点で6敗目「負けはいつも悔しい。しっかりやり返したい」

[ 2022年8月14日 13:26 ]

ナショナルズ戦に登板したダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(35)は13日(日本時間14日)、敵地でのナショナルズ戦に先発し、6回0/3を7安打9三振4失点で今季6敗目(10勝)を喫した。

 6回2死まで無失点投球もそこから4点を失った。クルーズにスローカーブを左前打され続くY・ヘルナンデスには初球96マイル(約154キロ)の直球を左本塁打され3―2。リードは1点になった。続くメネセスには追い込みながら89マイル(約143キロ)のスプリットが甘く入り3―3の同点とされた。6回を終わって98球だったが、7回も続投。先頭のC・ヘルナンデスは打ち取った当たりも三塁内野安打となり104球で降板。救援投手が決勝打を喫しダルビッシュには6敗目がついた。試合後、ダルビッシュの一問一答は以下の通り。

――今日の投球を振り返って。
 「最初はあんまり体の状態も良くなかったですし、特に変化球が思うように投げられていなくて今年一番良くないなというところだったんですけど、途中からだんだんフォームを変えたりしてアジャストしてきたと思います」

――6回に3失点。少しもったいなかったか。
 「もったいない言うと全部もったいないので、失点は。そこはクルーズがうまくスローカーブを打って、その後のバッターが初球の真っ直ぐ、フォーシームを見せていない状況だったんですけど、最初のフォーシームをいきなり逆方向へ打ったということであそこは本当にいい感じで打たれたなという感じがあるんですけど、その次のバッターに関してはボールだったんですけど、ちょっと防げたホームラン、あれは防げたので、そこは悔いが残りますね」

――6回で98球。7回に行く、行かないのやりとりは。
 「6回を終わった時点ではなかったですし、7回そのまま行くということだったので、7回を任されてと思って全部投げるつもりでいきましたけど」

――ほぼクオリティースタートも敗戦投手に。
 「負けはいつも悔しい。こういう時も野球をやっていると絶対あるので、いかにこういうことをなくすかという努力を普段しているので、今日は次、またワシントンに投げると思うので、しっかりやり返したいと思います」

――防げるホームランと防げないホームランの差とは。
 「ヘルナンデスに関してはフォーシームをまだ見せていないというところでツーシームしか速い球は見せていなかったんですけど、そこでファールかなんか取れるかなと僕も(捕手の)ノラもいったので、そこは初めて見せたフォーシームを逆方向に打たれたのはちょっと難しいかなというのはあるんですけど、次のバッターに関してはしっかりしたところに投げておけば、初球どういう球をホームラン打っているかも知っていますし、その中で事前の情報だったり前の打者のことも考えて慎重に、ちゃんといけばなかなか長打にならないところだったので自分的には」

――球種は。
 「スプリットですね」

――初回から一球一球を積み重ね終盤に悔やまれる失点。
 「それは初回に取られてその後に行くときもあるし、トータルで考えなきゃいけないことなので、最初にいいピッチングをしていて最後にあぁーというか、難しいとは思わない。それも仕事の一部なので」

――切り替え、ダルビッシュ流気分転換の方法は。
 「さっきまでもちろん怒っていましたけど。自分自身に対しても全体の試合展開としても自分はスッキリしない部分も思うところもありましたけど、部屋戻って、家族と電話してというのはいつも日常なので、父親に戻るということが自分にとって一番の切り替えなので、はい」

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2022年8月14日のニュース