ティモンディ前田 相方・高岸のプロ初登板に「今日に限って言うと“よくやった”と思います」

[ 2022年8月14日 14:50 ]

ティモンディの前田裕太(左)と高岸宏行
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 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグ・栃木に入団したティモンディ高岸宏行(29)が14日、宇都宮市内で行われた埼玉戦で初登板初先発。2回3安打3失点で降板となった。

 小さい頃の夢だった「プロ野球選手」。芸人と“二刀流”での挑戦がついにスタートした。初球は134キロをマークするも、先頭打者の金子に内野安打を許した。2死三塁の場面で、4番・フェルナンドへの1球目を暴投し、その間に走者が生還。以降は2死一、二塁としたものの6番・中村を中飛に抑え、初回のマウンドを終えた。

 2回は、先頭打者の7番・青木に左中間ソロを被弾した。プロの洗礼を浴びたものの、高岸は笑顔を浮かべ拍手をしながら青木の一発を祝福。2死一、二塁では、元楽天の3番・片山に右前適時打を許すも、続くフェルナンドは左飛に打ちとった。

 試合の様子は、ティモンディの公式YouTubeチャンネルなどで生配信された。高岸と同じく済美の野球部出身の相方・前田裕太は解説に登場。前田は「野球が好きだった男の子が、イップスになって、ケガをして夢を1回諦めて、それでも諦めずにやったっていう。それが叶った1個の瞬間を見たので、一野球人としても友達としてもグッとくる瞬間はちょっと長かったですね」と振り返った。

 続けて、「2回くらいからは、徐々に肩の力が抜けてきましたが、結果はもちろん、3失点1ホーマー打たれたりしましたけど、勝負の世界ですから、そんな甘いことを言ってられないですけど、今日に限って言うと“よくやった”と思いますね」と笑顔。「野球が好きで、みんなプロ野球選手を目指して、その中で夢破れて、なおイップスで球が投げられなくなった。投げるのが怖いなってそういう中で、よくこの場所に立ったなっていう。そこの努力と実を結んだという事実がグッとさせてくれた」と誇らしげに語った。

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