来日初勝利のクロール　巨人は「すごく雰囲気がいいチーム」　日本の打者の印象も明かす

セ・リーグ   巨人3―2広島 （ 2022年8月14日    東京D ）

＜巨・広＞試合後、大勢を労うクロール　（撮影・白鳥　佳樹）
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　巨人の新助っ人左腕、イアン・クロール投手（31＝米国）が7試合目の登板となった広島戦（東京D）で来日初勝利をマークした。

　2―2で迎えた8回に4番手として登板。いきなり主砲・マクブルームとの対戦となったが、ナックルカーブで空振り三振に斬って取ると、西川には中前打を許したものの坂倉を遊ゴロ併殺打に打ち取って結果的に3人でこの回を終了。その裏、丸が勝ち越しの左越え二塁打を放って14球を投げたクロールに勝利投手の座が転がり込んだ。

　クロールとの一問一答は以下の通り。

　――初勝利を挙げて

　「うれしい気持ちが強いです。チームのそれぞれの選手が自分の役割を出して、結果的に勝てたことがもちろん一番うれしいですけど、それに付随して自分に勝ちがついてうれしいです」

　――登板する上で心掛けていること

　「本来の自分であるために、冷静でいることを心掛けています」

　――登板7試合目。日本の打者と対戦して感じていること

　「気づいたのは、よく言われることでもありますけど、日本のバッターは当てるのがうまい。しっかりインプレーにするのがうまいです。選球眼もいいです。そういうのを感じています」

　――そんな打者をどう打ち取る

　「選球眼がいいので、なるべくストライク先行で投げるように心掛けています」

　――仲間と笑顔で喜ぶ姿が印象的。ナインとコミュニケーションが取れている

　「チームメートからすごく良くしてもらっています。そのおかげで、アメリカから日本に来て、すんなりと新しい環境になじめました。すごく雰囲気がいいチームです」

　――この先さらに向上させたい部分は

　「好不調の波をつくりたくない。今のいい状態を維持して、どんな状況であってもチームに貢献したいです」