夏の甲子園組み合わせ決定! 大阪桐蔭、ドラ1候補、通算69発両打ちスラッガー…注目選手続々

[ 2022年8月3日 17:45 ]

日本文理の田中
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 第104回全国高校野球選手権大会(6日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で3年ぶりにオフラインで行われ、1回戦の対戦カードが決まった。

 今大会出場選手の顔ぶれを見てみると、投手では日本文理(新潟)の田中晴也は1メートル86、92キロの恵まれた体格と最速150キロを誇り、今秋ドラフト1位候補に挙がる。今春センバツ準優勝の近江(滋賀)のエース・山田陽翔は最速149キロ。滋賀大会は決勝の立命館守山戦で1失点12K完投するなど貫禄を見せ、夏の聖地に帰還した。富島(宮崎)のエースで右腕・日高暖己は1メートル84の長身から最速148キロを投じ、プロ注目だ。札幌大谷(南北海道)の森谷大誠は左腕から最速148キロを投げ込み、こちらも今秋ドラフト候補に挙がる。

 3度目の甲子園大会春夏連覇、さらに昨秋の明治神宮大会を合わせた「3冠」を狙う大阪桐蔭(大阪)は背番号「1」を付ける川原嗣貴が最速148キロ、別所孝亮が150キロと本格派右腕2枚に加え、2年生左腕・前田悠伍と盤石の投手陣。チームは大阪大会7試合でわずか1失点だった。

 また、好左腕も目白押し。仙台育英(宮城)の古川翼は最速145キロ。市船橋(千葉)のエース・森本哲星は最速143キロで、中堅・森本哲太と双子の兄弟で聖地に臨む。二松学舎大付(東東京)は最速143キロ、1メートル81の長身を誇る辻大雅を擁する。日大三(西東京)で今夏からエース番号を背負った松藤孝介からも目が離せない。名門・横浜(神奈川)の背番号「1」を背負う2年生の杉山遥希も左腕だ。さらに2年連続出場の原動力となった愛工大名電(愛知)のエース・有馬伽久は最速147キロ。京都国際(京都)の森下瑠大は京都大会2試合9イニングの登板にとどまったが、復調気配で、コロナ集団感染で出場を辞退したセンバツの無念を胸に夏の快投を誓う。明徳義塾(高知)のエース吉村優聖歩は左の横手投げ。鳴門(徳島)の冨田遼弥は今春センバツで大阪桐蔭に3失点完投も敗戦。それでも記録ずくめで優勝した横綱を“最も苦しめた男”として注目を集め、夏も大黒柱としてチームをけん引して聖地に帰ってきた。

 右腕は本格派が多い。明秀学園日立(茨城)の猪俣駿太は1メートル83の長身から投げ下ろす直球が武器で、石川ケニーとの2枚看板。夏連覇を目指す智弁和歌山(和歌山)の武元一輝は1メートル87の長身で、最速148キロだ。創志学園(岡山)のエース岡村洸太郎は横手投げから145キロ超を投じる。興南(沖縄)の生盛亜勇太は最速146キロで沖縄大会防御率0点台と安定感を見せた。

 野手では、今秋ドラフト候補に挙がる強肩強打の大阪桐蔭の捕手・松尾汐恩、両打ちで通算64発のスラッガー・高松商(香川)の浅野翔吾に注目が集まる。九州学院(熊本)の村上慶太は、ヤクルト村上宗隆の弟で4番に座る。九州国際大付(福岡)は強肩捕手・野田海人、2年生ながら福岡大会で3発を放った佐倉(人ベンに峡の旧字体のツクリ)史朗らを擁する。明豊(大分)で5番に座った竹下聖人は大分大会で5戦3発と好調。昨春センバツでは市和歌山・小園健太(現DeNA)から代打ながら決勝打を放った男が、夏計52得点の強力打線をけん引する。市船橋の片野優羽は遠投110メートル、二塁送球1秒85の強肩が武器。二松学舎大付は東東京大会で1年生・片井海斗が4番に座った。

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