ロッテ朗希 1カ月ぶり復帰登板5回1/3を5失点 3―1の6回に4連打浴び逆転許す…160キロ台なし

[ 2022年8月3日 20:36 ]

パ・リーグ   ロッテー楽天 ( 2022年8月3日    楽天生命パーク )

<楽・ロ>6回、島内に逆転適時打を打たれた佐々木朗希は雨が降りしきる中、肩を落とす(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 ロッテの佐々木朗希投手(20)が3日、楽天戦(楽天生命パーク)に先発。シーズンでは7月1日の同戦(ZOZOマリン)以来となって復帰登板で5回1/3、86球を投げ5失点。6月22日以来となる7勝目はお預けとなった。この日の最速は158キロで160キロ台は1球もなかった。

 試合前に6選手のコロナ感染が発表された緊急事態。初回に2点の援護をもらった先発の佐々木朗は先頭の西川に153キロの低めストレートを右前打されると、4番・島内にタイムリーを打たれ1点を失った。

 雨が降る中、2、3回は3者凡退に抑える快投を見せた佐々木朗。4回に入ると雨足が強くなり、先頭の小深田に遊撃内野安打を許し迎えた浅村に1球目を投げたところで試合が中断された。

 強い雨は長くは続かず、16分間の中断を経て試合再開。浅村を中村奨の好プレーもあり二併打に打ち取ると、島内は左飛に仕留め無失点。5回は2者連続三振と雨の影響を感じさせず3者凡退。5回を投げ終え65球1失点と快投を見せた。

 しかし、7勝目の権利を得て上がった6回のマウンド。久しぶりの先発、そして降りしきる雨も影響したか、楽天打線につかまった。先頭の茂木に右前打を許すと、犠打の後、西川に右前にタイムリーを打たれリードは1点差。そこから小深田、浅村に連打を浴び1死満塁。迎えた4番・島内には156キロストレートを左前に痛打され2失点。4連打で3点を失い逆転されたところで井口監督がベンチから飛び出し降板となった。2番手・広畑も岡島に右前打を打たれた後に押し出しの四球。この回4点を失った。

 佐々木朗は先月1日の楽天戦に先発し、史上初となる初回の4者連続三振を奪うなど、4回まで無失点、10三振と快投しながら右手中指のマメをつぶし交代。翌2日に出場選手登録を外れた。その後、オールスターまで登板せず。同27日の球宴第2戦で全パ先発を務め1回を3安打1失点。三振は奪えなかったが、14年に日本ハム・大谷(現エンゼルス)が記録した日本選手の球宴最速に並ぶ162キロをマークしていた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月3日のニュース