巨人・桑田コーチ 戸郷は「“もう1回投げられないですかね”と言っていた。その気持ちは分かる」

[ 2022年8月3日 21:18 ]

セ・リーグ   巨人1―2阪神 ( 2022年8月3日    東京D )

<巨・神>5回、厳しい表情でベンチに戻る戸郷(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人は阪神との伝統の一戦に連敗を喫し、球宴前からトータル4連敗。2018年9月22日以来1411日ぶりの借金7となった。

 前回対戦まで2試合連続完封負けを喫していた相手先発左腕・伊藤将の前にわずか4安打。0―2で迎えた6回1死から吉川が右中間スタンドへ13試合ぶりとなる5号ソロを叩き込んで1点を返したが得点はこれだけで、自身初の2桁勝利を目指して8回2失点と好投した戸郷を援護することができなかった。

 試合後、桑田真澄投手チーフコーチ(54)との一問一答は以下の通り。

 ――戸郷は

 「ブルペンであまりよくなかったので心配していたが、マウンドに上がったら別人のように球が走っていいボールを投げていた。8回まで投げてナイスピッチングだったと思います。本人は“もう1回投げられないですかね”と言っていた。その気持ちは分かる。敗戦投手になってしまったのが残念でした」

 ――相手は球種を絞ってきていたのか

 「まっすぐ、フォークがメーンのピッチャー。梅野への四球から失点。梅野のホームラン。梅野の2得点。気分よく好リードさせてしまい、勝利はなかなか遠かった」

 ――クロールは2度目の登板

 「練習もよくするし、ブルペンで左打者を想定して投げた。調子は徐々に上がってきている。クイック的に投げたり工夫してやっているので、素晴らしいと思って見ています」

 ――コロナ陽性明けの大勢、平内らは

 「コロナ感染した投手の12球団の統計を取っています。先発、リリーフ別にそれを参考にしながら最速で復帰してもらいたい。ただ、慌ててケガをして残りのシーズンを棒に振ることは避けたい。最速を目指しながらもステップを踏む。1度ブルペンに入ってから復帰を決めたいと思います」

 ――打線と投手のかみ合わせが悪い時に一番大事なのは

 「今年は戸郷が柱として投げている。エース級と投げる確率が高いので、こういう試合が多くなるのは、僕が経験もある。当たり前のことを当たり前にしていく。粘っていくしかない。先頭、2アウトの四球を避ける。当たり前をキッチリやっていくことで、接戦でも勝利が近づく。自分も現役時代にそういうことを意識していた。結果的には捕手に打たれたけど、最後まで粘ってくれたので、いい仕事をしてくれた」

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2022年8月3日のニュース