Hondaが5大会ぶりの8強 ルーキー片山が「視界良好」3失点完投 日本選手権

[ 2021年7月10日 21:15 ]

社会人野球日本選手権2回戦   Honda5ー3日本生命 ( 2021年7月10日    京セラD )

<Honda・日本生命>完投勝利したHonda・片山(撮影・後藤 正志)
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 昨年の都市対抗を制したHondaが、5大会ぶりの8強に進出した。桐蔭横浜大から入社1年目の左腕・片山皓心(かたやま・ひろみ)投手(22)が1回戦のパナソニック戦に続いて完投勝利を飾った。

 9回2死一塁から代打・山崎を三邪飛に打ち取ったが、サングラスを外した表情に笑顔はなかった。134球で完投した安堵感を味わっていた。

 「調子が良かったわけではなかったが、チェンジアップとスライダーが使えたので、軸に組み立てていけました。完投できたのは自信になりました」

 初回に4点の援護をもらい、立ち上がりの2死一、二塁を切り抜けると快調に飛ばした。3回から6回までは3者凡退。7回に3連打を浴びて2点を失っても、開田成幸監督にマウンドを託された責任感で投げ続けた。

 サングラスは初のドーム球場登板に合わせたアイテムだ。視力は左が1・5に対し、右が0・1。普段は右眼だけコンタクトを使用している。ドーム球場では観戦する時でもLED照明の反射で目がチカチカするといい、1回戦の会場だったほっともっとフィールド神戸とは仕様を変えた。

 準々決勝以降は、勝ち進めば3日間の連戦となる。

 「投げる体力はあります。いい投手というより、勝てる投手になりたい」

 次も託されたマウンドで、精いっぱい腕を振る覚悟だ。

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2021年7月10日のニュース