「阿波の金太郎2世」池田・篠原颯斗が高校初完封発進

[ 2021年7月10日 12:40 ]

第103回全国高校野球選手権 徳島大会 1回戦   池田2―0阿南高専 ( 2021年7月10日    鳴門オロナミンC )

<池田・阿南高専>力投する池田・篠原颯斗
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 風格を漂わせながら、最後まで投げきった。「阿波の金太郎2世」の異名を取る池田・篠原颯斗(3年)が徳島大会開幕カードの阿南高専戦に先発。118球を投げ5安打無四球、10三振を奪い高校入学後、練習試合も含め自身初完封で好発進を決めた。

 「開幕の緊張はあったんですけど、自分が締めていかないといけない気持ちでした。真っすぐでカウントが取れたので、そこが良かったと思います」

 初回にいきなり自己最速にあと1キロと迫る148キロを計測。「まずゼロで相手を圧倒できるように」と気合十分で3者凡退に仕留め、リズムに乗った。5回まで1安打、打者15人の準パーフェクト。9回には2安打を浴び、さらに右足ふくらはぎをつって一度はベンチに下がったが、続投。1死一、二塁から魂の直球勝負。2者連続三振で締めた。

 次戦は昨夏から県内公式戦負けなしの王者・鳴門と相まみえる。「今までの人生でいちばんいい投球をしないと勝てない相手。池田の背番号1は、県内のどこの高校より重たいと思っているので、それに恥じないような投球をしたい」と決意をにじませた。

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