巨人・メルセデス、今季6度目登板で5勝目 「正直7回までかな」も「よしいくぞ!」と続投、128球

[ 2021年7月10日 21:22 ]

セ・リーグ   巨人8―1阪神 ( 2021年7月10日    甲子園 )

<神・巨>5勝目を飾ったメルセデス(左) (撮影・平嶋 理子)
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 巨人の来日5年目左腕、C・C・メルセデス投手(27)が前夜の7回途中降雨コールド負けで3・5ゲーム差に開いた首位・阪神戦(甲子園)に先発登板。味方打線の大量援護を受け、8回途中7安打1失点の力投で3連勝を飾り、今季6度目のマウンドで早くも5勝目(1敗)をマークした。

 味方打線が初回にいきなり4点を先取し、その後はウィーラー、坂本、岡本和と主力打者の一発攻勢で大量リード。4回まで毎回走者を背負う投球となったが、5回には初の3者凡退。7―0で迎えた6回、無死一塁を併殺打でしのいだ直後にサンズに一発を浴びたが、失点はこの1点だけだった。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューとなったメルセデスはナイスピッチング!の声に「アリガトウゴザイマス」と笑顔。「試合前から、非常に大事な試合なので、しっかり自分のピッチング、アグレッシブなピッチングができるように、いいピッチングができるようにと気持ちの面からしっかり準備して入りまして、おかげさまでいいピッチングができたと思いますし、また味方の打線もそうですし、守備もそうですけど、非常にいい仕事をしてくれておかげで勝つことができました。良かったと思います」とうれしそうに振り返った。

 7回を投げ終えた時点ですでに110球。だが、直後の8回に回ってきた打席にも入って8回も続投した。「7回が終わって、8回もいけるという感覚も調子も良かったし、気持ちも入っていまして。正直7回までかなって気持ちはあったんですけど、ただ、チームからチャンスをもらえたので、よしいくぞ!っていう気持ちでいけました。非常に調子も良かったので良かったです」とメルセデス。2死からマルテを四球で歩かせ、続く大山に中前打されて2死一、三塁としたところで降板となったが、2番手右腕・鍵谷が前の打席でメルセデスから本塁打しているサンズを3球でピシャリ。9回は3番手左腕・高梨が抑えて勝ち切った。

 これでチームの今季阪神戦成績は7勝7敗。優勝争いが続く後半戦へ向け「もちろん次回もしっかりいいピッチングをして、100%の力を出し切って、チームが勝てるように頑張っていきたいと思います」と力強かった。

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2021年7月10日のニュース