岸川勝也氏　ソフトB・武田が浴びた吉田正への痛恨の一発　ボール球使えるカウント、細心の注意払うべき

パ・リーグ   ソフトバンク0－8オリックス （ 2021年7月9日    ペイペイD ）

＜ソ・オ12＞3回2死、右中間にソロを放つ吉田正。投手・武田（撮影・岡田　丈靖）
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　【岸川勝也　視点】投げ合う相手は防御率1点台の山本。何としても先制点は許したくなかっただけに痛すぎる一発になった。武田が3回に吉田正から浴びた右中間ソロ。カウント0―1からの2球目で、まだボールゾーンが使えた。リーグ屈指の打者に対し、細心の注意を払うべき場面だった。

　そして今のチーム状況を象徴していると感じたのが、5回に先頭打者・福田に与えた四球だ。前の4回に若月に2ランを浴びて3点ビハインド。試合後半に望みをつなげるために、あそこで踏ん張る力強さを見せてほしかった。武田はボールの質に関しても、直球の球速がここ数試合よりも落ちていたのが気になった。

　さらに尾を引きそうなのがT―岡田から打たれた2発だ。4試合連続無安打だった大砲を起こしてしまい、このカード残り2戦に影響しそうだ。