記録ラッシュの33号 大谷が歴代の名スラッガーたちと肩を並べる

[ 2021年7月10日 14:08 ]

マリナーズ戦の3回に右翼最上段へ特大の33号ソロを放った大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平(27)は9日にワシントン州シアトルの「T―モバイル・パーク」で行われたマリナーズ戦の3回、左腕のマルコ・ゴンザレス(29)から右越えに飛距離463フィート(約141メートル)の33号ソロを放ったが、AP通信によれば“着弾点”は4階構造になっている右翼席最上段の前から5列目。そのあとコンクリートの壁に当たってボールは1階席に落下した。

 1999年開場の同球場で最上段までボールを運んだのは、1999年のモー・ボーン(当時エンゼルス)、2001年のカルロス・デルガド(当時ブルージェイズ)、2019年のノマー・マザーラ(当時レンジャーズ=現タイガース)とダン・ボーゲルバック(当時マリナーズ=現ブルワーズ)、2020年のジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)に続いて史上6人目。メジャー・デビューから4季目までの選手による球宴前までの史上最多本塁打数は1969年のレジー・ジャクソン(当時アスレチックス)が記録していた37本だが、大谷の33本は1987年のマーク・マグワイア(アスレチックス)に並ぶ歴代2位となった。

 ここ21試合では16本目。同一シーズンでこれをクリアしたのはマグワイアのほか、バリー・ボンズ(元ジャイアンツほか)、サミー・ソーサ(元カブス)、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、J・D・マルチネス(レッドソックス)と今季のカイル・シュワーバー(ナショナルズ)らを含めて大谷が史上7人目となった。

 さらに大谷は今季87試合目で33号をマーク。これは2006年にアルバート・プホルス(当時エンゼルス=現ドジャース)が記録して以来のハイペースで、このまま行くとロジャー・マリス(ヤンキース)が1961年に記録した歴代7位の61本でシーズンを終えることになる。

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2021年7月10日のニュース