日大三エース桜井 打倒・履正社へ秘策あり 清宮5三振斬り再現だ

[ 2017年3月19日 05:30 ]

日大三の桜井
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 第89回選抜高校野球大会は、19日に甲子園球場で開幕する。第2試合では日大三(東京)―履正社(大阪)の優勝候補同士が激突。日大三は兵庫県西宮市内のグラウンドで最終調整を行い、エース左腕の桜井周斗主将(3年)は新球チェンジアップを交えて強力打線に立ち向かうことを誓った。18日は開会式のリハーサルが行われ、史上3校目の春連覇を目指す智弁学園(奈良)の福元悠真主将(3年)を先頭に出場32校が行進した。

 打倒・履正社へ、秘策あり。初戦を翌日に控えた日大三のエース左腕・桜井は、ブルペンで30球の投球練習。直球、スライダーに加え、新球のチェンジアップも試した。

 投球の幅を広げるために15日の練習試合から投げ始めた球種。「練習試合の時は三振も取れて手応えがあった。直球、スライダーを軸に様子を見て投げてみたい」と話した。早実・清宮とともに大会屈指の強打者と言われる1メートル88の安田を筆頭に、履正社は長身ぞろいで、初球から強振してくるだけに、低めの変化球は有効。昨秋東京都大会決勝では敗れはしたが、清宮を5打席連続三振。この時は地面スレスレのスライダーをことごとく振らせており「明日もショーバンでいいや、くらいの気持ちで腕を振って投げたい」と言った。

 開会式のリハーサルでは隣り合った清宮から「頑張って。絶対勝てよ」と激励された。その清宮も「ファンとして楽しみ。どっちが勝ってもおかしくない」と注目する一戦。日大三も打線は強力だが「打線に頼らず、僕が0に抑える」と、桜井はエースのプライドをのぞかせた。 (松井 いつき)

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2017年3月19日のニュース